甘露水の魅力目次
私が生活を送っていくうえで欠かせない水。
私たちが暮らしている日本は、蛇口から出できた水道水をそのまま飲めるくらい綺麗な水なんです。
どこの国も飲めるんじゃないの?と思いがちですが実は水道水をそのまま飲める国って世界に9カ国しか無いんです。
最近では水道水の基準も変わりみなさんの水に対する関心も高くなってきていると思います。
というわけで今回はある水についてご紹介したいと思います。
みなさん、甘露水についてご存知でしょうか?ちなみに私はこの記事に取りかかるまで聞いたこともなかったです…
私の最初のイメージでは、
「甘みを感じるほど美味しい水」
「名の通り甘い水で砂糖水」
くらいのイメージでした。
実際調べてみると、
「砂糖を溶かして煮てから冷ました甘い水」
「おいしい水のたとえ」大体合ってましたね。
など大まかな情報として出てくるのがこの二つでは無いでしょうか?
しかしどうやら今回の甘露水は、別の意味を持って名付けられた甘露水になるようなんです。
では今回の甘露水、いったいどんなものでどこにあるのか?
なぜ甘露水と呼ばれているのか?
実際に調べてみると、佐賀県小城市にある観光スポットなどに深い関わりがあるようでした。
それではこれから甘露水とはなんなのか?をお話ししていきたいと思います。
まず場所はタイトルにもあるように佐賀県の小城市というところに位置しています。
小城市は「九州の小京都」とも呼ばれている場所で、環境省の名水百選にも選ばれた清水川や、ホタルで有名な祇園川が流れる自然豊かな地域となっています。
この情報だけでもなんとなく甘露水がなんなのか少し想像がついてきますね。
そこから上流に上がっていた江里山地区というところに、岩と岩の間から竹筒を通して流れている知る人ぞ知る湧き水。
そう今回の甘露水は、湧水のことだったんですね。
「水」とつくくらいですもんね!
水を汲む場の近くはまるで別世界なのではないかというくらい涼しく感じ、日頃仕事に追われ、機械に囲まれている生活から抜け出し癒しを与えてくれる空間になっているそうです。
俗にいうマイナスイオンを感じることができるってやつですね!
ではこの甘露水はどこからやってくるのか?
佐賀県には天山という山がそびえており、そこに降った雪や雨などが長い年月を経て地下水になったものになります。
ということは今現在流れている甘露水は何十年何百年前に降った雨や雪だと考えると何か歴史を感じるものがありますよね。
そんな大きな山から地中を通り幾千のルートを通りながら湧き水として汲めるくらいの量が竹筒を通ってくるんです。
どうですか?そう地元の方々に大切にされる理由がわかりますよね!
ですがみなさん少し疑問に感じませんか?
なぜ湧き水にわざわざ名前まで付ける必要があるのか?
それがなぜ甘露水という名になったのか。
それは江里山地区にある建物に関係があったんです。
甘露水が湧き出ている江里山地区には、安産祈願としても有名なスポット江里山観音があります。
この江里山観音様のお経文から名付けられたと言われています。
この石清水を飲むと観音様のご利益も得られると言われているので、安産祈願で江里山観音を訪れる際はお寺で安産祈願をしてもらい甘露水を飲むことで、元気な赤ちゃんが産まれてきてくれそうですね!
ですが甘露水が流れているところの足場があまり良く無いので、妊婦さんはあまり無理をされず、旦那さんに汲んできてもらうのもアリかもしれませんね!
しかし、この甘露水どうやらご利益だけではないみたいなんですね。
ではこの甘露水の良いポイントとは…それは水の成分にありました。
甘露水は本当に飲料水として飲んでもいいものなのか?体に悪い成分は入っていないのか?
安産祈願のご利益があっても、体に害があるものを体に入れれば本末転倒ですからね。
結論、甘露水は実際に成分に関して調査されているんです。
検査結果は、「飲み水として大変適している水」として化学的にも証明されています!
飲料水として下回ってなければいけない基準値を全て下回りクリアしています。
実際に2018年に検査をおこなった時の書類が掲示してあるので間違い無いですね!
この通り人が手を加えずとも人の体に害のないレベルまで綺麗にすることもできるんですね。
水道水は人が飲めるくらいまで綺麗にするのにたくさんの薬品やシステムを使っていることを考えると、自然って恐ろしいですね…
最後に甘露水について一つ注意点があります。
江里山地区自治会では甘露水を汲む際に水源池保全のため、100円以上の協力金をお願いしています。
これだけ大切にされてきた甘露水。なくなるのは悲しいですよね。
甘露水を汲みに行かれる際は、甘露水を保全し続けるためにも汲んだペットボトルの本数×100円くらいの気持ちでお金を払うとさらにいいご利益も回ってきそうですよね!
みんなで協力して、甘露水を応援していきましょう!
前項では甘露水のルーツについてお話ししていきました。
甘露水とはなんなのか?なぜそう呼ばれているのか?
今回の項では甘露水の見どころを大きく2つご紹介していきます!
甘露水の見どころ①甘露水にたどり着くまでの景観がいい甘露水の水汲み場に辿り着くまでには、近くの公民館に車を停めて歩いていかなければいけません。
ただ、道中には普段だとあまり触れ合うことのない自然を感じられるほどのどかな景観が広がっています。
甘露水がある江里山地区には、
日本の棚田百景
全国農村景観百選
二十二世紀に残す佐賀県遺産
にも選ばれている棚田なども広がっています。
時期が良ければお祭りもやっているみたいなので、是非一度調べてから訪れることをお勧めします!
今の世の中デジタルに囲まれた暮らしをしている方々も多いのでは無いでしょうか。
移動するには車、電車、飛行機があり、蛇口をひねれば世界でも有数の美味しい水が飲めます。
だからこそ今一度いつもとは違った、自分自身で足を運び、いつもと違った空気に触れ合い、マイナスイオンを感じてみては如何でしょうか?
もしかしたら仕事やビジネスの面での新しい視点も生まれてくるかもしれません!
甘露水の見どころ②やっぱり水が美味しい!
都会ではなかなか味わえない水を味わえる!
一度、東京の水道水を飲んだことがあるのですが、どうしても薬品感が否めないのが正直な感想でした。
しかしもちろんのこと甘露水は自然の力を使い綺麗になっていくのでもちろん薬品臭さというのは無いと思われます。
おいしい水を汲める場所というのは全国でもなかなか無いスポットですよね!
普段味わえない美味しい水。一度足を運び自分の舌で味わってみてはいかがでしょうか?
ですがせっかく汲みにいったのに容器を忘れた!なんてことがあっては大変なのでお忘れの無いようにお願いします。
甘露水の見どころはいかがだったでしょうか?
でもせっかく佐賀の山の方まで水を汲みにいくだけはちょっと…と思ったそこのあなた。もちろん用意してあります。
甘露水についてお話ししているときにもちらっと出てきた観音様や七曜の滝など、周辺の観光スポットと見どころを次の項でまとめてあるので、よろしければ一読して行ってください。
ぜひ次項で江里山地区の観光スポットを予習して甘露水のおいしさだけではなく、江里山地区を満喫していただけるとこの記事を書いた甲斐がありますのでもう少しお付き合いいただけると嬉しいです!
①江里山観音
前項にも出てきていたように甘露水水汲み場の近くに建つお寺で
安産や子育て・子授けの観音様として知られています。
この江里山観音では自分で使う腹巻きやコルセット、ガードルなどを持っていくと一緒に祈祷してもらえるので、普段からお腹に巻いている方はぜひ一緒に祈祷されてみてはいかがでしょうか?
②江里山棚田の彼岸花
江里山地区にある棚田には毎年9月上旬から下旬にかけて彼岸花が咲き誇ります。
カメラ付きの方達や観光客がこの時期が一番多いみたいです。
そしてこの時期にちなんだ「江里山彼岸花まつり」が開催されているので観光の時期の目安は9月がお勧めです。
③ほたるの郷
地元で採れた新鮮な野菜や果物などが置いてあり、地元の特産品を買うことができます。
Instagramにも江里山の棚田公式アカウントがあり、とれた野菜などの写真が載っているので覗いてみてください。
④小城温泉開泉閣
小城市でただ一つの温泉旅館になります。
5〜6月にかけては源氏ホタルが見られるそうなので、
9月の彼岸花を選ぶか
5〜6月の蛍を選ぶのか
もちろん答えは2回訪れる一択ですよね!
以上が私の紹介する甘露水周辺のお勧め観光スポットになります!
最後に気になるアクセスについて記載させていただくのでご参考までにご覧ください。
なんと甘露水の江里山地区まで都内から車で14時間…飛行機で都内から飛んだ場合でも福岡空港で降り、そこから公共の交通機関がなく、車で1時間ほどのところにあります。
正直言ってアクセス状況はあまりよろしく無いみたいですね…
みなさんが住んでおられる地域によってもアクセスが変わってくるのでぜひ一度調べられてみることをお勧めします。
(出発地を変えて何度か検索しましたが、共通の交通機関は見当たりませんでした…)
ここまで甘露水の起源から見どころ、周辺の観光スポット、アクセスなどをお話しさせていてだきました。
特に結婚されて元気な赤ちゃんが欲しい方や、すでにお腹に授かっておられる方で、「安産祈願をどこでしてもらおうか?」と悩んでいる方おられましたら訪れてほしいなと個人的に感じました。
アクセスは少々悪そうですが、行って自然に触れ美味しい水を飲めば達成感を得られること間違いなしですよね!
皆様も佐賀県に立ち寄られる際はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか!
そしてぜひ感想や口コミが増え、より多くの観光客で賑わうことを願っています。